システムエンジニアは開発チームを結成して、チームの一員として働くケースが多いでしょう。管理職の立場にある人は、チームリーダーに任命されることが増えるかもしれません。
そういった場合に必要なのがリーダーシップのスキルです。チームで仕事を行うためには、チームの全員がチームの方針に従って仕事をこなす必要があります。全員が同じ方向に向かうためにチームワークを良くする働きを担うのがリーダーです。このチームワークを良くするために、リーダーシップが求められます。
プロジェクトの内容や開発手法によっては、忙しさのあまりチーム内がピリピリとしたムードになることもあるでしょう。その場合は、チームメンバーへの配慮を忘れず、進捗の確認とフォロー、問題解決に向けた施策を打ち立てることが鍵となります。
なお、ウォーターフォールやアジャイルといった開発手法によってプロジェクトの進み方は大きく異なるため、しっかり足並みを揃えて達成するためにも仕事上で必須となる開発手法の仕組みについて理解しておく必要があるでしょう。
また、管理職の立場にある人は、新入社員や若い社員の教育も仕事の内容に含まれます。モチベーションを高めるために工夫するのも、管理職の働きが大きいでしょう。
この新入社員や若い社員を教育する行動が成功すれば、自分の市場価値が高まります。どの企業も若い人材を育てる必要性があり、自ら考え行動し積極的に育成に力を注げる人は重宝されるでしょう。
人を育てる役割を求められるので、専門的な知識を深める必要もあります。育成者として貪欲にあらゆることを学び、より知識を深めることができれば、社員の教育が行いやすくなります。そうすることでプログラマーに的確な指示を出せますから、リーダーとしての役割を果たすこともできるでしょう。
管理職になることのメリットとしては年収にあり、管理職に就くということは役職が得られるということです。役職を得られれば給料が上がり、必然的に年収もアップします。年収をアップさせたい人は管理職を目指すと良いでしょう。